幌加内・三頭山

2022年06月19日

天塩山地の南に位置する三頭山。幌加内町の市街や、雨龍研究林のフィールドからよく眺められる、緩い3つのピークを持つ山です。比較的低標高でつらなる天塩山地の中で、数少ない1000m峰(標高1009m )。

毎年、6月の第3日曜日に行われている山開きに参加させていただきました。登るのは今回がはじめてです。

朝6:30に道の駅ルオントに集合。町の体育協会山岳部の方々が準備してくださっていました。参加者は40名近くと盛況でした。

登山口の標高は200m。 3班に分かれて出発。研究林の技術職員、国有林の方々と一緒のグループ。

尾根に取り付いてゆっくり登っていきます。周囲は針葉樹人工林と、明るい広葉樹二次林。

広葉樹の樹種は意外と豊富で、下層もよく発達・更新していました。

二合目。「丸山オンコ」

こちらも名前が付いてもよさそうなアカエゾマツの大径木。

 ミズナラ。 

1時間半ほどで、標高580mの5合目に到着。実はここまでは林道のアクセスがあります。自分で計画したらここまでくるまで来たかも。。。おかげで、下部の森林をみることができました。

登山口付近は初夏の趣でしたが、このあたりはまだ春と呼びたい景観と空気。ミヤマガマズミ。

タニウツギ。

オガラバナ、ミネカエデ。

実は、これらは、研究林ではあまり見かけない樹種たちです。それほど距離は 遠くないので、意外かつ新鮮に感じました。

アズキナシとタニウツギ。私にはタニウツギが結構懐かしく、とても貴重に感じられました。

サワフタギ。

ヒメヤシャブシ。

ハナヒリノキ、オオバスノキ。

チシマザクラ。いずれもみずみずしい新葉がたのしめました。

下の針広混交林帯がよく見えました。

7合目の「深山オンコ」。このあたりから急登になります。

足もと、花が多くなります。マイズルソウ、ニリンソウ。

サンカヨウ。

ゼンテイカ。

ハクサンボウフウ。

ハクサンチドリ。

シラネアオイ。こちらも研究林周辺でははじめて見ました。

急登を終えて振り返りました。ササではなく草本が優占している箇所(=花が多かった箇所)は、雪が遅くまで残った立地です。

このあたりで、開花したチシマザクラも見ることができました。

次第にダケカンバの植生帯。

ミヤマハンノキ。こちらはまだ開葉前。

チシマザサとハイマツ。

そして、頂上に到着しました。5合目からおよそ2時間でした。

展望。幌加内方面。

北に向かう主稜線。

ダケカンバの疎林。 ミヤマハンノキとの組み合わせ。

お弁当を食べ、ゆっくり休憩した後、下山を開始。後の班の人たちはまだ続々と登ってきます。

雨竜川の対岸、研究林の山を眺めます。いつも通うフィールドもよく見えます。 右は、2月にスキーで登った坊主山(標高743m)。上部は蛇紋岩地で立木密度が低いアカエゾマツ林、沢沿いには崩壊地が広がっています。

このあと、南に厚い雲がかかって強い雨の様子がうかがえましたが、幸いこちらには届きませんでした。

帰りは2時間半ほどで下りました。標高差800m、往復16km。よく歩きました。

皆さんに感謝です。